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胃・大腸ポリープについて

大腸ポリープについて

大腸粘膜に隆起する組織を大腸ポリープといいます。

ポリープは、直腸とS状結腸に高い確率で発生し、
大きさは数ミリから2センチを超えるものまであります。
大きく腫瘍性・非腫瘍性に分けられ、非腫瘍性の中には、
過形成性・炎症性・過誤腫性ポリープがあります。
腫瘍性は良性の腺腫と悪性の癌に分けられます。

最も多いのが腺腫で、次が過形成性ポリープです。
家族性大腸ポリポーシスといい遺伝的にポリープが多数できる方もいます。
腺腫性ポリープは大きくなってくると一部癌化する傾向にあります。 

症状 小さなポリープはほとんど症状がありませんが、
大きくなってくると、便潜血や鮮血便の症状がでできます。
若年性ポリープはしばしば自然脱落して下血します。
大きなポリープは腸重積をおこしたり肛門外にでてきてしまうこともあります。
検査 大腸内視鏡検査:ポリープの有無確認をし、大きさ、形状、色調など観察します。
治療 腺腫の疑いがあるものは切り取ります。
基本的にポリープは、内視鏡で見ながら切除するポリペクトミーを行います。大きな病変は内視鏡による粘膜切除(EMR)にて切除し、病巣全体の病理検索を行います。
非腫瘍性の小さなポリープは基本的には治療をしませんが、若年性ポリープなどは症状によってポリペクトミーを行います。

胃ポリープについて

胃ポリープとは、胃の粘膜上皮に局所的に隆起した病変です。

ポリープには最も多い過形成性ポリープをはじめ、
胃底腺ポリープ、また、特殊なものとして腺腫などがあります。

過形成性ポリープ

過形成性ポリープの発生は30歳以上で年代と共に増加する傾向があり、
高さや大きさが増したりして進行していきます。大きさは数ミリから2センチ程度に
なることもあります。赤味が強く表面に顆粒状の凹凸があり、出血源となることもあります。

胃底腺ポリープ

胃底腺ポリープは、胃底腺粘膜の領域に発生し、複数個見られることもしばしばあります。
女性に多く、胃底腺の粘膜は萎縮せず、状態が良好なことが特徴です。
数ミリ程度の半球状のポリープで、表面は滑らかで、特に色の変化はありません。

腺腫

腺腫は、高齢者で腸上皮化生をもつ、かなり萎縮した粘膜にみられます。
特に男性に多く男女比は4:1です。平たいもの、花弁状など様々な形がみられます。

症状 一般に無症状です。
胃もたれや不快感、食欲不振などの症状がみられることがありますが、
多くは同時に発症している慢性胃炎によるものです。
過形成性ポリープの場合は、出血による貧血をおこすことがあります。
検査 X線検査:粘膜の状態やポリープ表面の凹凸の状態を観察します。
内視鏡検査:ポリープの観察だけでなく、場合により
生検(組織を採取して病理検査をする)をして、ポリープの詳細な情報を得ます。
治療 過形成性ポリープの場合、年1回の経過観察をし、
出血源となり得るものは内視鏡的治療の適応となります(ポリペクトミー)。
胃底腺ポリープは一般的に放置しても問題ないことが多いです。
腺腫は、前癌状態あるいは癌との鑑別が困難なことが多く、内視鏡治療の対象となります。