内視鏡のスペシャリストによる最高の検査と治療を

大腸がんについて

昨今の大腸がん事情

大腸癌は、日本では最近増加傾向と言うより著明に増加しているといってよい状態です。

男女とも昭和55年と平成12年を比較すると、倍以上になっています。
この原因もおそらく食生活の急速な欧米化にあるのでは、
とするのが一般的な考え方です。
逆にアメリカでは大腸癌は減少しているということです。
これもアメリカ人の食生活の変化に起因するのではといわれ、
日本食がヘルシーな食品として人気をよんでいるためとされています。

また要因として大腸内視鏡の普及ということを上げる人もいます。
大腸内視鏡でポリープを小さい段階で切除することが多くなり、
癌になることが少なくなってきたという考えです。

日本は大腸癌の発見のために、現在は便潜血検査をスクリーニングとして行っています。
これで陽性となれば、大腸X線透視もしくは大腸内視鏡の検査となります。
大腸内視鏡は胃内視鏡にくらべて手技的に難しいとされていますが、日本各地域には、大学病院、
がんセンターや内視鏡専門の施設を併設している病院・クリニックがあり、大腸内視鏡を
受ける機会に恵まれない地域はまずありません。
しかし大腸内視鏡を数多くこなす施設は限られていて何カ月も検査待ちになるのが現状です。

不幸にして進行癌が大腸を塞いでしまい、腸内容が通らなくなり、腸閉塞になることもあります。ある程度進行した大腸癌でも切除によって根治を目指すことが可能です。

大腸癌になったからといって、あきらめることはありません。

さらに現在は、腹腔鏡手術が多くの施設で行われるようになり、
患者さんは小さな傷で外科手術を受けられるようになっています。
肛門からすぐの直腸癌の手術では、
やはり人工肛門のことが気になります。
現在は肛門管吻合により非常に肛門に近い癌でも
人工肛門にならない手術を行っている施設もあります。

しかし何が一番かと言えば外科手術にならずに治ることです。
現在大腸癌でも、粘膜内癌は内視鏡治療で完治する可能性が高いものです。
癌が早期に発見されることが必要ですがこの場合は症状が全く出ないのが現状です。
多くは痔による出血や便通異常で検査し偶然発見される場合です。
つまり発見には、症状が無い状態で大腸内視鏡検査を受けることが必要となります。

大腸がんセルフチェック

健康診断・人間ドックで便潜血が陽性であった方/最近、痛みもないのに便に血が混じっていた、または血がついていた方/最近、急に下痢や便秘になったり、下腹部に痛みの続く方/兄弟・両親など身近な血縁者に大腸がん・ポリープが発生した方

上記で1つでもチェックがついた方は、内視鏡検査をおすすめします。